アケイスが目指す傘の在り方について
傘が必要になる状況は、いつも少し不満を伴っています。
たとえば、急な雨で服を濡らしたくないとき。
強い日差しを避けたいけれど、日陰がないとき。
外気温が高く、体に負担がかかりそうなとき。
こうした場面が代表的でしょう。
他にも、風や湿度に関する不快さなど、挙げればきりがありません。
そうした「満たされない状況」に応えるために生まれたのが傘という道具だと思います。
そして傘は、その場面でこそ必要ですが、不要なときには手元から消えてほしいと感じるものです。
つまり、傘は「ないと困るが、あると煩わしい」という矛盾を抱えた道具なのです。生まれたときから、傘はそういう存在でした。
だからこそ、傘をつくるときに考えるべきことは、「不可能を可能にする」という無理な発想ではありません。
不可能であることを理解したうえで、それでもより良いものを目指すことこそが大切だと考えています。
そのために、まず必要なのは、傘を深く知ることです。
傘という道具の出発点は、「完全には満たせない」という前提を受け入れながら、どこまで快適な状態をつくれるかという挑戦にあります。
逸品:人生を満足させる
→ 個人の豊かさや特別感を満たす。
機能:生活を満足させる
→ 毎日の使いやすさ、便利さ、快適さを提供。
汎用:社会を満足させる
→ 誰もが使える普遍性、コスト効率、広い価値。
意匠:感情を満足させる
→ 美しさや楽しさ、所有する喜びを満たす。
アケイスは、いつもこの4つを考えています。
「美と機能の調和を追求し、唯一無二の価値を創造する、誰もが手にできる品質を」
これらはしばしば相反する目標です。しかし、そこで立ち止まることなく、可能な限り満たしていく。
それがアケイスの使命だと思っています。
